犬の乳腺腫瘍についての紹介です。

ワンちゃんの乳腺にしこりができた場合、まず院内で針を刺して染色をし、顕微鏡で検査をします(細胞診検査)。

これにより、そのしこりが、膿のようなものなのか水疱と言って水の塊なのか、もしくは腫瘍なのかを大まかに鑑別をします。

腫瘍だった場合、良性か悪性かはこの段階ではわからないことが多いです。腫瘍の細胞が取れた場合、統計的に良性と悪性の可能性が1:1であることが多いといわれております。

外科的に取り除く場合は全身麻酔をする手術となりますので。血液検査、レントゲン検査で転移などがないことを確認し手術となります。

その後病理検査に送ることで良性か悪性かの判断をしていきます。

寿命が延びてきた昨今、乳腺腫瘍はワンちゃんや猫ちゃんにとって、とても多い病気となってきました。

どのような治療を進めていくのか、手術をするのかしないのかを含めて今後のご相談ができたらと思います。

手術前。小さいですが針の先がしこりとなります。

摘出した乳腺。病理検査の会社に送ります。

術後の腹帯。なめないように簡易的な術後服を着ます。鎮痛剤、抗生剤をお家で飲んでもらいます。

手術前。小さいですが針の先がしこりとなります。

摘出した乳腺。病理検査の会社に送ります。

術後の腹帯。なめないように簡易的な術後服を着ます。鎮痛剤、抗生剤をお家で飲んでもらいます。